【HEAD】ブーム・スピードを比較！おすすめプレーヤーは？

前回に引き続き、HEADの新シリーズ『BOOM（ブーム）』と、既存シリーズのスペックを比較してみたいと思います。

HEADの中ではパワーと操作性が際立つブームですが、フラッグシップの『スピード』と比べるとどのような違いがでてくるのか気になります。

スペックや搭載テクノロジーをもとに比較してみたので、HEADのラケットを選ぶ際の参考になれば嬉しいです。

ブームとプレステージの比較もこちらの記事で解説していますので、ぜひご覧ください。

それでは早速みていきましょう。

搭載テクノロジーを比較

『スピード』は2022年モデルの情報も噂されていますが、今回はスピードの現行モデルとブームを比べていきたいと思います。

搭載されているテクノロジーを比較してみるとこんな感じです。

	BOOM	SPEED
オーセチック	✔	✔？
ダイレクショナルドリリング	✔
モルフビーム	✔
パワーグロメット	✔
ユニパターン	✔
グラフィンインサイド※	✔	✔
スーパーアクティブストリングベッド		✔
ダイナミック・フレーム		✔

オーセチックはスピード2022年モデルには搭載されている見込みですが、現行モデルにはブームと被るテクノロジーはなさそうです。

スペックを比較

同じモデル名で比較するために、PROとMPで比較してみたいと思います。

HEADはプレステージ2022年モデルから、PRO＞TOUR＞MP…の順にモデル名が統一され、PROが最も競技向けモデルという扱いになります。

ブームには「BOOM TEAM」がラインナップされていますが、MPよりさらに扱いやすいモデルの位置づけになると思われます。

BOOM PRO／SPEED PRO

	BOOM PRO	SPEED PRO
CPI	400	300
ヘッドサイズ	98inch²	100inch²
平均ウェイト	310g	310g
バランスポイント	310㎜	315㎜
長さ	27inch²	27inch²
フレーム厚	22㎜	23㎜
スイングウェイト	※	※
グリップサイズ	1,2,3,4,5	1,2,3,4,5
ストリングパターン	16×19	18×20
推奨テンション	※	※

HEADラケットの指標となるCPIは同じような数値になっていますね。若干ブームの方がパワーよりです。

スペックだけを見ると異なる点が多いように感じますが、操作性はどちらも甲乙つけがたい性能になっている気がします。

ストリングパターンから見ると、ブームがスピン重視、スピードはコントロール重視になっていそうです。

BOOM MP／SPEED MP

	BOOM MP	PRESTIGE MP
CPI	600	500
ヘッドサイズ	100inch²	100inch²
平均ウェイト	295g	300g
バランスポイント	315㎜	320㎜
長さ	27inch²	27inch²
フレーム厚	24㎜	23㎜
スイングウェイト	※	※
グリップサイズ	0,1,2,3,4,5	1,2,3,4,5
ストリングパターン	16×19	16×19
推奨テンション	※	※

MPの方は、どちらのモデルもバランスのよいスペックになっていますね。

スピードMPは『黄金スペック』と言われる、

• 100インチ
• ウェイト300g
• バランス320㎜

になっていますが、ブームはそこには合わせていないようです。

こうして比較してみると、スピードの完成度の高さを再認識しますが、どちらのモデルも初心者から上級者までカバーできる非常に高スペックなモデルであることは間違いありません。

おすすめのプレーヤーは？

これまでの比較を踏まえると、おすすめプレーヤーは以下のようになると思います。

どちらもスペック上は大きな差がなく、非常に扱いやすいラケットになっていると思います。

ブームに搭載されているテクノロジーはパワーをアシストするものが多いので、より飛びを重視したモデルになっていそうですね。

スペックからは見えませんが、スピードは安定感がポイントです。ストロークでバンバン打ち合っても暴発やパワー負けしない点はストロークを強化したいプレーヤーにぴったりのモデルです。

ただ、スピードも2022年モデルが噂されています。オーセチックが搭載される見込みだったり、新たなテクノロジーでさらに使いやすくなることが期待されますので楽しみに待ちましょう。

まとめ：ブーム・プレステージを比較！おすすめプレーヤーは？

いかがでしたでしょうか。

2021年を振り返ると世界のトップ10選手中、半分の5人がHEADユーザーでした。（①ジョコビッチ、③ズべレフ、⑤ルブレフ、⑦ベレッティーニ、⑩シナー）

実力・人気ともに高いHEADの新モデル『BOOM』は今から注目ですね。発売は2022年1月20日を予定しています。

実際に打ち比べができたら、また情報をアップデートしたいと思います。

それではまた。