【Prince】TOUR（ツアー）シリーズ 2020モデルの製品情報

2021 10/24

2021年10月13日 2021年10月24日

今回は2020年9月に発売された
プリンスの『TOUR（ツアー）シリーズ』を解説していきます。

Princeの中では『PHANTOM』と並ぶ競技系モデルの『TOUR』シリーズですが、今作は『＃スピードスピン』をコンセプトに近代テニスのスピードにも対抗できる非常にハイスペックなモデルになっています。

それでは早速、詳細をレポートしていきます。

TOURのデザイン

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これまでオレンジやグリーンが中心であったデザインから一新され、白をベースとしたシンプルでオシャレなデザインになっています。このデザインが公開された瞬間に思わず「かっこよ…」と思ってしまいました。

ホワイトをベースにすると、安っぽいデザインになってしまうことも多いですが、今回のTOURは高級感のあるホワイトにバランスよくブラックを交えてかなりかっこいいですよね。

フェイスの形は『オーバル（卵形）』で非常にスリムな点も今作の特徴です。

繰り返しになりますが、今作は『＃スピードスピン』をコンセプトに、
以下のようなテクノロジーを搭載することでPrince史上最高のパワーを兼ね備えたラケットになっています。

搭載されたテクノロジー

これまでのPrinceのラケットは、初速とコントロールが優れている分、バウンド後のボールの伸びが少し課題でした。しかし、今作はそのパワーが大幅に改良されパワー+コントロール+スピンを非常に高いレベルで実現していると感じています。
詳しいインプレやおすすめのプレーヤーをこちらの記事で紹介しています。

高弾性カーボン素材の「テキストリーム」と
繊維素材の「トワロン」を組み合わせる独自のテクノロジーによって以下を実現しています。

1．パワーとコントロール性のアップ
2．ボールスピード、球持ち感のアップ
3．打球時の快適性アップ
4．ヒジや手首への優しさアップ

シャフトに加え、フェイスの10時と2時に上述の『テキストリーム×トワロン』を配置することで

・ボールの推進力とコントロールが向上
・振動吸収性がアップ

このATS技術によって「掴んで弾く」を実現しているんですね。

prince独自の新形状。
打球時に効率的に力を生み出し、空気抵抗を減らして振り抜きをよくしています。

YuniqueS

この形状が、スピードスピン、高いコントロール性能を実現しているんですね。

2ピース構造のスロートを採用することで、インパクト時のストリングからの衝撃を吸収することで心地よい打感を手や腕に伝えられるようになっています。

プリンスといえばO3ですね。今作では新しい形状のO-Portが採用されています。
ストリングの可動幅が広がることでスイートスポットが拡大し、ボールの接地時間が長くなることでパワーとコントロールを高めてくれます。

通常：パワーとスピードスピンを求める
O３：柔らかい打感と振り抜きを求める

ツアー100シリーズではO3タイプも選ぶことができますので、上記を参考に選んでみてください。
ちなみに私は通常フレームを使っています。

ラインナップは全６種類と豊富です。

ラインナップ

詳細スペックは以下の表にまとめてみました。

スクロールできます

	TOUR 100（310g）	TOUR 100（290g）	TOUR O3 100（310g）	TOUR O3 100（290g）	TOUR 100 SL	TOUR 95
ヘッドサイズ	100inch²	100inch²	100inch²	100inch²	100inch²	95inch²
平均ウェイト	310g	290g	310g	290g	270g	310g
バランスポイント	310mm	325mm	310mm	325mm	342mm	310mm
長さ	27inch²	27inch²	27inch²	27inch²	27inch²	27inch²
フレーム厚	22-23-20mm	22-23-20mm	22-23-20mm	22-23-20mm	22-23-20mm	22-22-20mm
スイングウェイト	290	285	285	282	280	290
グリップサイズ	2,3	1,2,3	2,3	1,2,3	1,2	2,3
ストリングパターン	16×18	16×18	16×19	16×19	16×18	16×19
推奨テンション	42-50-58lbs	40-48-56lbs	44-52-60lbs	42-50-58lbs	39-47-55lbs	42-50-58lbs