【YONEX】VCORE Pro100（ブイコアプロ100）のインプレ・評価

いよいよ発売される新型ブイコアプロを、発売前に打つことができました。

ブイコアプロといえば、これまでは赤系や黒系のシックなカラーでお馴染みでしたが、今作は緑と紫の魅惑的なデザインになっています。

ワウリンカやティアフォーなどのハードヒッターが使用しているモデルなので、個人的には硬いラケットという印象だったのですが、今作はどんなモデルになっているのでしょうか。

それでは早速使い心地をレポートしていきます。

VCORE Pro100の評価

まず驚くのは飛びのよさです。厚くヒットした際のボールの伸びがとてもよく、楽にコート深くで飛ばすことができます。また打感が非常に柔らかく、ボールの接地時間が長く感じられるのが印象的でした。そのためか、ボールを運ぶ感覚をより強く感じることができ、コントロールが非常にしやすかったです。ラケットの性能をより活かすためにはインパクトが重要で、スイートスポットを外すと打感が急に固くなり飛びも半減します。その点を考慮して操作性は『７』に留めました。ただ、しっかりラケットの芯でインパクトしたときのパワーと打感の気持ちよさは最高で、ストロークをするのが楽しくなるラケットだなという印象です。

詳しくは各ショット毎のレビューでまとめます。

VCORE Pro100の特徴

今作特徴のパワーを実現するために、フレーム幅としなりが改良されています。
いくつかそのテクノロジーをご紹介します。

さらに詳しくこちらの記事でも解説していますので、興味があればご覧ください。

フレーム側面厚の増加

これまでのVCOREよりフレーム厚が増加しています。もともとVCOREは薄いラケットに分類されると思いますので、フレームが厚くなっても厚くなったなあという印象はありませんでした。パワーが増したのはもちろんですが、インパクト時に面ブレすることがなかったので、コントロールも安定しました。

強靭なしなりを生み出すFlex Conシステム

フレームの中にあるカーボンチューブが2本構造になり、さらにカーボンの絡まりをより複雑にしたことでラケットのしなりが向上しているようです。フレームの復元スピードがアップしたことで、スイング時のしなりも早くなりよりパワーのあるショットが打てるということですね。

スペック

ヘッドサイズ	100inch²
平均ウェイト	300g
バランスポイント	320㎜
スイングウェイト	325
グリップサイズ	1,2,3
ストリングパターン	16×19
推奨テンション	45-52-60lbs

ストローク

前述した通り、しっかりインパクトできると本当に楽に飛ばせます。ただ、私がトップヘビーに慣れているせいか、ある程度自分の力でしっかりとスイングする必要があるなという印象です。

回転を強くかけるショットは、厚く当てないと打感が急に固くなり飛距離が短くなるのが特徴でした。エッグボールなど、厚く当てて回転をかけるショットや押すスライスには、伸びと球威を十分に出せていたと思います。

柔らかい打感でボールの接地時間も長いため、ボールを運ぶ感覚でコントロールもほぼイメージ通りにできました。

ボレー

操作性はなにも問題ありません。ストレスなく扱える印象です。

ボレーもストローク同様に、回転を多くかけようとすると固くなるのが特徴です。個人的にはハーフボレーが非常に打ちやすく、面を作るだけで低く楽にコントロールすることができました。身体の体重移動をしっかり使って押すようにボレーを打てばこのラケットの特徴を十分に活かせそうです。

ダブルスの得意なプレーヤーにぜひ使ってみていただきたいですね。

サーブ

サーブもラケットの飛びを活かしてリラックスして打つことができます。

特に印象的なのが『スピンサーブがとにかく落ちること』です。インドアだったのでバウンドの高さはそれほどでしたが、いつも以上にネット高くを通してもスピンサーブがコートに収まりました。

特にスピンサーブは当たりも薄くして回転をかける必要があるので、緊張する場面などでは難易度が上がりますが、ラケットのしなりでボールにうまく当たってくれるのでセカンドサーブも安定しそうなイメージでした。

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まとめ：VCORE Pro100（ブイコア プロ100）の評価

全体的に厚くインパクトできる方におすすめのラケットだと思います。

ストロークでもボレーでもしっかりとインパクトできたときの打感は気持ちいいですし、ショットをほぼ思い通りにコントロールできました。

ベースライン後方からストロークしていく方や、ネットプレーが得意な方、フラット系のショットが得意な方なんかにはよく合うラケットだと思います。

ブイコアプロ97についてもインプレをまとめていますので興味があればご覧ください。

ぜひ試してみてください！それではまた。